こうして、病院通いの日々が始まりました。 しかし、何の知識も持っていなかったワタシは、気持ちが落ち込むことや不安が薬で解消する…ということがどうにも信じられませんでした。 それに、母乳をあげていたので、薬なんか飲んで大丈夫??? と、薬を飲むこと自体にものすごく抵抗があったのですが、先生に、ある程度長くかかるから飲み続けることが大事、授乳が心配ならミルクにしちゃえばいいし、この薬だったら、授乳してもたいした影響はない、と言われ、自分でも本やネットで「薬を飲んだら、こんなにラクになった!!」という事例を見たりしていたので、とにかくこの辛さから抜け出せるなら…と、飲み続けることにしました。
最初は抗不安剤でしたが、いろいろ試した結果、結局SSRI+頓服薬を飲むことになりました。
通院をはじめてから、パニック発作はだいぶ治まってきてはいたものの、ワタシを苦しめていたのは、典型的なパニック障害の症状、「予期不安」と「広場恐怖」でした。
【予期不安】 「またあの発作がおこるんじゃないか?!」と常に不安になる。「逃げだせないのでは!?倒れるのでは!?」と、次々不安になる。 パニック障害でない人でも、「この間車で気持ち悪くなったから、今日も心配だな」と、不安になることはあります。でも、ヤツに取り付かれている場合の不安は、そんな生やさしいもんじゃありません!! 本人の意思とは関係なく、「もうダメだ、死にそう!!」となるまで、ヤツが脳をいじくって認知をゆがめてしまうのです。
【広場恐怖】 「すぐには逃げられないんじゃないか?」「また発作が起きるんじゃないか?」といった予期不安から、拘束感のある場所や、密閉空間、すぐその場を離れられない状況を避けるようになります。 重くなると、外へ出ることすら困難になります。
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